味の評価
ミシュランの東京版が発表されたそうだ。アジアでは初なのだが、お寿司等和食の店も名を連ねており、ミシュラン=フランスのもの、というイメージがあるから、ちょっと違和感がしなくも無い。でも、もともとヨーロッパなどの和食のお店も三ツ星ではないにしろ掲載されていた。オランダに居る頃はなんだかんだで参考にさせてもらっていた。
ミシュランはご存知のようにフランスのタイヤメーカーだ。そこからドライブのお供にということでロードマップ、さらには緑色の表紙のガイドブック(グリーン・ガイド)、そしてレストラン・ホテルのガイドブック(レッド・ガイド)を刊行。欧州の書店や観光ガイドなどにはずらっと並んでいて、ミシュランのキャラクター・ビバンダム(あのマシュマロマンに似ているヤツ)であふれている。これらなしにはドライブが成り立たないのかと思うほどだ。
実際、ロードマップはとっても見やすくて使いやすい。景観のよい場所には道路に沿って緑色の線が引かれていて、ドライブの計画を立てやすいのだ。グリーン・ガイドも「絶対に観るべき!」とか「時間があったら寄ってみるといい」など、星の数で区分けされている。これらを見比べながらあれこれルートを考えていたのが懐かしい。 そして、やはりレッド・ガイド。ミシュランといえばレストランガイドというぐらい有名になってしまった。
レストラン選びの参考にしていたなんて言うと「グルメ三昧だったのねん」と誤解されそうだけど、実際は逆で、我が家の場合、専ら星ではなく、フォークの数を見ていたのだった。 一応、ミシュランの公式見解では星の数は「味」で決まるとされている。で、雰囲気や格式などはその横にフォークの数や色で評価される。フォークが赤色で数が多いほど格式が高いのである。実際は三ツ星レストランとなると最高級レストランがほとんどなので、フォークの数も多いのだが、一つ星や星無しなどはフォークの少ないカジュアルな店もある。そういう店なら子供連れでも入りやすい。その目安にするというわけだ。
また、よく言われていることだけれど、ミシュランの評価は覆面の調査委員(詳細は未公表)がしているがフランス人なので、あくまで「フランス人にとってのおいしさ」が基準になってしまっている可能性はある。だからかどうか、星がついているレストランの料理が本当においしかったかと聴かれればよく分からない。ちょっとくどい味付けが多かった気がするのは私だけなんだろうか。
日本版のミシュランは、果たしてどんな調査委員たちが調査したんだろう。やはりフランス人なんだろうか。フランス人が評価する和食がそのまま私たちの味覚と一致するのかどうかも心配だが、それ以上に、フランス人では覆面調査ができないような気もする。
まあ、でも、所謂名店と呼ばれる老舗が何のしがらみもなしにどれだけの評価をされているのかは気になる。そして三ツ星の料理と言うのも一度は食べてみたい。ただ、格付けが大好きな日本人のこと、しばらくの間は大人気で予約もとれないに違いない。それらに舌鼓を打つのは当分先のことになりそうだ。
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コメント
Kakoさん、こんにちは
私も、ミシュランの記事を書こうと思っていて、書きそびれてしまいました^_^;
実は、星を貰っているレストラン、何軒か知っていますが、「あの店に星を付けるかねえ」、と思うような店もあります。
星が付くのは結構ですが、お店も客も、星を有り難がるようなことはしないでもらいたいですね。そうなってしまうと本末転倒ですから。それより、自分が足繁く通える(気心の知れた)「自分にとっての三ツ星レストラン」が2~3あれば、それで充分でしょうね。
今の私には、近場で行き付けの「讃岐うどん」のお店と、千葉の「びすとろビアンコ」さんが(私にとっての)三ツ星レストランになっています。どちらも我が家のように居心地が良く、とても美味しいです。
ところで、グリーン・ガイドの存在は全く知りませんでしたが、使い勝手が良さそうですね。日本でもそれを参考にしたドライブガイドが出るといいですね。私が知らないだけで、あるのかなあ・・・(^^ゞ
投稿 poohpapa | 2007/11/23 17:31
Poohpapaさん、こんばんは。
記事にあるように、三ツ星のお店は今予約殺到のようです。私自身は一つも行ったことのある東京のお店はないのですが、所謂名店で「んー、んまい」と思った店はほとんどないんですけどねえ。
グリーンガイドですが、アジアならタイのものなどが出ているようです。日本に関してはグリーンガイドではなく、Voyager Pratiqueシリーズというもので刊行されていて、これはフランス人向けの観光ガイドだそうです。当然、フランス語なのと、外国人受けしやすい場所が紹介されているので、日本人にはあまり向いていないのだとか。
結局、ミシュランと言うのは、フランス人のものなんですね。
投稿 Kako | 2007/11/23 22:53
旅という非日常の世界で、食事もひとつの大きな楽しみ。はずれくじのお店も後では笑い話の良い思い出ではあっても、せっかくの旅、良い思い出を沢山残すのに、信頼できるガイドブックは有効な手段のひとつですよね。
テレビを見ていたら、これで三ツ星のお店は世界中からのFAXや電話で1年くらいの
予約はあっと言う間に埋まるでしょう。自家用ジェットで欧米から日本に美味しい寿司を食べるだけに来る、そんな世界のセレブは今でもたくさんいますから。と言っていました。
星三つレストランには自分は縁がなさそうですが、kakoさんの記事を見て、ミシュランガイドは読んでみたくなりました。気軽に入れる行けそうなひとつ星も探してみたいです。
投稿 惑 | 2007/11/24 00:47
惑さん、こんにちは。
ドイツあたりの小金のある人も、週末にイタリアに食事だけに行くそうです。日本人もお金持ちは香港に行ったりすると聞いたこと「だけ」はありますが。
ミシュランガイドのお店はもうあちこちで紹介されてしまっているので、改めて本物を買う必要はないのかも。こんなサイトも見つけました。
http://r.tabelog.com/
一通り目を通したのですが、思ったとおり(笑)ほとんど行ったことのあるお店はありませんでした。夫の方が仕事で使ったりしているようです。つまり家族で行くというよりはそういう目的の、敷居の高いお店がほとんどということでしょう。
欧州のミシュランには星なしのレストランも載っていて、これが結構参考になったのですが、東京版はないのでしょうか。残念です。
投稿 Kako | 2007/11/24 08:41