とにかく混ぜちゃえ
○ートホープの件、次から次へと驚くくらい色々な事実が後から出てくる。ひき肉に豚を混ぜただけならまだ分からないでもないが、鴨とか羊とか、手当たり次第混ぜてしまっている感じだ。ただ、中に「色をよくするために」というので心臓を混ぜていたっていうのがあって、まあ、これは「在り得る話だなあ」と思ってしまった。
私がオランダに住んでいた頃、オランダではBSE問題が取りざたされていた。実際私たちが住んでいた隣街でも患者が出たとかで、神経質なきらいのある日本人社会はちょっとしたパニック状態だった。が、それは何も日本人に限ったことではなかった。オランダ人でも一部には牛肉を避ける傾向にあったようだった。
また、育った場所が場所だからだろうか。私が英語を習っていたイギリス人女性は、もう何年も牛肉を口にしていないと言っていた。そして私に言うのだ。「悪いことを言わないから、少なくともひき肉を食べるのはお止めなさい」と。
ひき肉というのは、その名のとおり肉を細かく挽いて作る。もとの形が分からない。それだけに様々な部位を混ぜて作られることが多いはずだというのが、その先生の言い分だった。となれば、他に食べることのあまりない部位など、もしかするとBSE感染の恐れのある髄や脳なども入っている可能性があるという。病気になりたくなければ避けるべきだ。と。
目からうろこだった。確かに、ひき肉にはどこの部位を用いているのかなど、どこにも書かれていない。せいぜい「赤身80%」ぐらいのものである。私たちは、案外何も知らないまま様々なものを口にしているのかもしれない。
それを踏まえた上で今回の事件を考えてみれば、私たちは本当に弱い立場なんだなあと思う。どんなに色々なものを混ぜ込まれていても、表示されたものを信じるより他にないのだから。
この事件で、こんな民話(だったかどうかよく覚えていないが)を思い出した。ある村で神様に奉納するお酒を用意することになる。村人が少しずつ持ち寄ることになるのだが、ある村人はこう考える。「自分一人ぐらいお酒の代わりにお水を入れてもばれないだろう」そうして何食わぬ顔で樽に水を入れた。が、そう考えたのはその村人ばかりでなかった。なんと村人全員だったのだ。かくして、樽の中にはお酒ではなく、お水が張られていた・・・。
何かの中に別なものを混ぜ込む。少しならばれない。全体の味は損なわれない。でも、人の心は弱いのだ。少しのはずが、どんどん増えていく・・。
もしかしたら、と思う。ことは食べ物だけにすまないのではと。私たちの生活の中に、そうと気づかないのに、そっと紛れ込まされているものが他にも沢山あるんじゃないか。私たちはそれをどうやって見破ればいいのだろう。そうさせないために何ができるだろう。そして、何より、自分自身がそんな誘惑に負けない強さを持つにはどうしたらいいのだろう。そんなあれこれを、考えさせられたのだった。
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コメント
ご無沙汰です。久々に、海外決定。子連れ旅掲示板の方に書き込みしておきました。私事で失礼致します。
投稿 HAYAMA | 2007/07/12 13:17
HAYAMAさん、こんにちは。
掲示板の方、見させていただきました。
掲示板の閑古鳥状態もかなり長いので、整理しなくちゃと思っているのですが、HP自体に関してももう「子連れ旅行」と呼ぶのが無理になりつつあるので、「子連れ旅行」の卒業ということになっていくのではないかと思っています。
これを機会に、ネットとの付き合い方も変わっていくかも・・・? 今、色々と考慮中です。
HAYAMAさんは、是非、海外旅行を楽しんでらしてくださいね!
投稿 Kako | 2007/07/12 13:26