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子どもとルール

ついに始まった夏休み。ここにもあそこにも子連ればかりが目につく。「ああ、この子達が日本の将来を背負っていってくれるのね」なんていう微笑ましい気持ちになれたらいいのだけれど、現実は、ちょっと厳しい。

先日、とある食品関係の工場を見学し、娘(9歳)とでかけた。見学者は15人ほどのグループに分かれ、それぞれ案内の人の後について工場内を回る。食品工場だけあって、見学者も衛生面に気を遣い、頭に帽子をかぶったり、マスクをつけ、エアーシャワーを浴びて手洗い、消毒液もつける。工場内ではメモも禁止だし、白線が引かれ、それ以上中には入れないように説明も受ける。

ところが、である。年長ぐらいの男の子の集団が、この約束事をちっとも守らない。我が家は女の子一人だから、男の子がどれだけじっとしていられないのか、よく分からない部分はある。でも、こういう状況で、ひっぱりあったり押し合ったりして床に転がるっていうのはどういうことなんだろう。工場を見回せる大きな窓の桟に土足のままで乗っているのはどうなんだろう。何より、その子の母親達がすぐそばで子どもを見守ることをせず、離れたところでおしゃべりしているのは何故なんだろう。見かねた案内者が「あ、白い線の中には入らないでね」と子ども達に声をかけていても、親たちはちっとも気にしていないのだ。

「子どもなんてそんなもの」という考え方もある。そういう子どもを「見学可」にしているのだから、「最初からそれぐらい分かってるでしょ」というわけだ。確かに、今の世の中は皆の心に余裕がなくて、泣くのが商売の赤ちゃんの泣き声さえ「うるさいからなんとしろ」と言われることも少なくない。「もっと子連れに対して寛容になって欲しい」という気持ちも分かる。

でも、それとこれとは別だと思う。こういう見学は、そこでのルールを守ることも学びの一つじゃないんだろうか。傍若無人に振る舞う人たちがいて、そのことで「子連れ=迷惑」と思われてしまったら、それこそ大迷惑だと思う。

結局、この男の子達は見学後の売店でも走り回っていて、お会計の男性に「ここは運動場じゃないよ!」と怒られていた。また、帰りのバス停では、これとは別の女の子達(中学年ぐらい)が列を無視して我先にとバスに乗り込み、その後に続こうとした母親達が居合わせた初老の女性から注意を受けていた。が、不満そうな母親達の表情を見ていると、なんだか不安な気持ちになってくる。

元気一杯の男の子を大人しくさせようと思うのが間違いなのか。些細なことを気にして怒ったりするのは大人げないのか。もとからあったはずの信念がなんだかゆらぎかねないのが、腹立たしい。

夏休みは始まったばかりだ。別に我が家が特別模範的だなんて思っていない。娘だってまだまだ公共の場で注意しなければいけないことは多い。それでも、親子ででかけることが多いこの季節に、私たちはどんな沢山の親子たちと出会い、何を感じるのだろうか。

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コメント

睨まれようと、捨てゼリフを吐かれようと、言いたいことは、言うべきことは言ってしまいましょうよ。核家族化と少子化と都市化の波で都会のガキは本当にワガママで生意気になっていて、過保護な困った親も一杯います。
一言ピシッと言って毅然としていればいいのです。喧嘩する必要はありませんから。「ホラ、おばさんが怖いから静かにしようね」とカチンと来る対応もありそうですが、それは無視しましょう。私は言った。というのが大事です。

ブログで「ちょっと、聞いて~、ムカツイたんだから~」と愚痴っていてはいけません。(笑)

「混んでいるから、座っていないで立ってもらえないか」と鼻や唇にピアスしているような若者に言うのは、確かにちょっとドキドキもしますが精神衛生上はいいと思います。以外に素直に対応したりしますよ。周りの視線も応援団ですから。 子供は親と学校と地域に育てられなくてはいけないと僕は思っています。
「見て見ぬふり」をする親や大人を見て育った子供のワガママを責めることはできないような気がします。ただそれが生命の危険にさらされるような事件もあるので、徒な正義感は危険と「見て見ぬふり」をする大人が増えているようには思います。難しいですね。

投稿: | 2005/07/23 01:49

惑さん、おはようございます。

本当に仰る通りです。こんなところで愚痴ってちゃいけないんですよね。

子どもは案外素直なんです。「ごめんなさい」と謝ってくれることも多いです。難しいのは親ですね。「おばさんが怖いから静かにしましょうね」とは、実際、私も言われたことがあります(笑)。思いっきり不機嫌な顔をされたり。だから、子どもだけのときにはばんばん注意出来ても、親が一緒だと躊躇ってしまうのです。

多分、そういう方は「子どもをしつけてくれた」とは思わず、「私が皆の前で恥をかかされた」と思ってしまうのでしょうね。確かに、今回のことも、迷惑な行為に腹を立てるというよりは、そういう状況をそのままにしている親の方にあきれていた、というのはありますが。

題は「子どもとルール」にしましたが、本当は「親とルール」が正しかったのかもしれません。

まあ、私たち親子もどんなことで迷惑をかけてしまうか分かりません。少なくても、それを指摘されたときに、素直に耳を傾けられる自分でいたいものだと思います。

投稿: Kako | 2005/07/23 07:40

おはようございます。
えーと私は、基本的には迷惑をかけそうなところには連れて行かないです。
子供の成長によって、色々とパターンがありますけど、
全然子供にとって嬉しくない場所もありますからね。
けれど、親の都合ででかけるとき、子供のために出かけている場所で、
ルールを守れないようなときは、注意しますよ。
先に、説明をしておくこともあります。
まったく親の都合で連れて行くときは「辛抱してね」と、
付け加えることもあります。
子供が単独行動できるようになるまでは、
色んなパターンで、自分がどうするべきなのか教えることが、
私のしないとイケないことかなと、最近思います。
ちなみに子供の友達は、私にガスガス叱られますよ。笑
正しいかどうかは別として、お母さんがいけないと思うから、
ということを子供に説明することが、子供が知る最初の社会のルールだったりするんじゃないでしょうか。

投稿: tsuyorin | 2005/07/23 09:18

tsuyorinさん、こんにちは。

私も子どもの友達はがしがし怒るし、注意もします。「うちではこれがルールだから守ってね」と言って。多分、怖いお母さんだと思われていると思います。でも、構いません(笑)。親しい人たちはみんなそういう人たちですし。

そう考えると、子どもをしつけ合うというのは、信頼関係の上に成り立っているのかなあと思います。

投稿: Kako | 2005/07/23 09:35

どうも初めまして。
こういう場合は注意した方が良いんでしょうかね?
もちろん気軽に注意出来た方が理想ですよ。
でもちょっと注意しただけでナイフで刺されたり
ちょっとした理由で毎日大音量の音楽を流されたりして
それを行政なり周辺の人間がかばってくれない世の中ですよ。
触らぬ神に祟りなしとなるのは仕方ないんじゃ無いでしょうかね?

投稿: lba | 2005/07/23 13:16

lbaさん、初めまして。
今回のケースは注意をしても面倒なことにはならないのではないかと思います。ただ、言っただけの効果があるかというと、疑問です。本当に難しいですよね。

親自身がぴしっと子どもに言い聞かせてくれたら、こんなことで悩む必要もないんですけれど・・・。

投稿: Kako | 2005/07/23 18:08

こんにちは。
カテゴリーが「育児」というのに笑ってしまいました。
そう、教育以前の問題だ…なんて(笑)。

「子供なんてそんなもの(ルールを守れなくて当然)」という考えこそがおかしいと思うのですが、違うでしょうか?
「子供だから…」とルールを無視して、もしそこで事故が起こった時には、親は自業自得と割り切れますか?
ルールを無視・黙認できる人に限って、こういう時は他人を責めるのではないでしょうか?

惑さんもおっしゃっていましたが、子供はやはり大人を親を見て育つものだと思います。
案外ルールを知らない、説明されても気にしないように育ってきたのかもしれません。
ルールの大切さを教えてあげることは、むしろ子供には必要なのかもしれません。
ただ、そこにその子供の親がいることが問題なのですね(笑)。

注意するのは難しいです。
私など特に「子供を持ったことのない人にはわからないわよ」と、それこそ訳のわからない非難をされます。
また昨今特に逆に生命の危険も孕むようになりました。
気まずい思いをするかもしれません。
でも、周りの人はきっと気づいていると思う。
わかってくれると思う。
その信念をもって、他人の嫌がる「ウルサイ」おばさんに、自分もなれたらな…(笑)。

投稿: まりあ | 2005/07/23 20:56

まりあさん、こんばんは。
これは私の想像なのですが、まりあさんはお仕事柄そういった場面に出くわすことが多いのではないでしょうか? 旅というのは親にとって非日常の出来事で、いつも以上に羽目をはずしやすいのではないかと。もしそうなら、注意をするなんてこと、それはそれは難しいでしょうね。

自分が余所のお子さんをしかれなくなっていると言うことは、自分の娘も他の人からしかってもらえなくなることです。今の子ども達は可哀想と言えるのかもしれません。

投稿: Kako | 2005/07/23 23:53

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