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ネットとの付き合い方

娘(8歳)がせっせと作っていたホームページの一部が出来上がった。とりあえずは自分の作品を発表できてうれしいようだ。自分のページにアクセスがあるのを楽しみにしているので、もしよければのぞいてやって頂けると私もうれしい(ここ)。今後はデジカメで撮った写真と、自分で描いた壁紙をアップしたいのだそうだ。夢はどんどん膨らんでいく。娘とネットとの関係が深くなるにつれ、どんな風に付き合っていくのか、私たち親としても色々考えていかなければならなくなっている。


こういう話になると、誰もが佐世保で起きた事件を思い浮かべるだろう。「インターネットの功罪」という見出しがあちらこちらに踊っていたのはついこの間の出来事だ。「顔の見えないチャットでは思いがうまく伝わらないのだから、マナーを守らなければ」といった意見が多かったように記憶している。それは確かに言えることだが、私はもっと本質的なことを子供に伝えておくべきなのではないかと思う。そもそもインターネットとはどういうものなのかということを。

今は本当に便利な時代になって、難しい専門言語など使わなくてもホームページを作成して閲覧出来るようになった。ましてやblogが流行して、私がこうしているように手軽に自分の考えを書いて皆に読んで貰うことが出来る。画像だって貼れる。それらは別に自分が何者であるかをあきらかにする必要がなく、なんら責任をとらずに、検閲されることもない。だからこそ自由な表現ができるのだが、もしかしたらそこに書いてあることは真っ赤な嘘かもしれない。「私って絶世の美女なんです」と言ったっていいわけだ。ネットは、それを受け止める側がどう判断するかに委ねられている世界なのである。

また、人は、自分の身近にいる人たちにどうとらえられるかを判断基準に行動してしまう、悲しい面も持っている。だから、匿名の世界であるネット上に色々な形の悪意が転がっているのは、皆さんご存知の通りだ。現実の世界ならある特定のところへ出向かなければ出会わない裏社会も、ネット上ならふらふらと、あるいは意図なく入り込んでしまう場合だってある。

「気付かないうちに、ね。怖いところに入り込んじゃうこともあるんだよ」娘にはそう言っておいてある。だから安心、というわけではないが、「外を歩くときも、知らないところへ行くのはどきどきするよね。お母さんと行きたいよね」と言うと納得したようだ。時に私がいらいらするくるらい慎重な娘なので、こういう時はあまり心配しなくて済むのがありがたい。しばらくは私のすぐそばでインターネットをするのが続くだろう。

だけど・・と思う。気を付けなければいけないことがあるのは、何も子供に限ったことではない。私たちだって下手をすればネットがらみの犯罪に遭わないとも限らないし、知らずにマナー違反をして他人を不快にしていることだってある。子供達に今起きていることは、私たち大人に今まで起きてきた事柄なのだ。そう考えると、子供達がこのインターネット社会に参加してくる前に、大人達は環境をきちんと整備しておくべきではなかったのかと思ってしまう。子供とネットをどう付き合わせていくかを考える前に、大人がネットとどう向き合っていくのかを真剣に論じる方が先なのかもしれない。

娘はホームページを作った後、ネットでゲームに興じている。ペットを育てるメールソフトもお気に入りだ。この楽しい思いが、悲しかったり怖かったりする経験に取って代わったりすることのないよう、祈るばかりである。

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コメント

>匿名の世界であるネット上に色々な形の悪意が転がっている
まさにその通りですよね。
私は以前、自分のHPを2ちゃんねるから来た人に荒らされて閉鎖したことがあります。
匿名でネット上で言いたい放題書きたい放題している人間がでも、確実にネットの向こう側でPCの前に座ってるんだと思うとぞっとします。

ところで娘さん、絵が上手ですね!
色使いなども細やかで。
うちなんて中学生の息子が一時HPを作るって張り切ってましたが、結局掲示板つけただけで終わりましたヨ^^;

投稿 こねこ | 2004/08/07 14:00

こねこさん、ありがとうございます。娘が聞いたら喜びます。なんだか色にこだわりがあるのですよ。絵を習いに行っているのですが、最初は何をまぜたらどんな色になるのかということに夢中で、パレットの上でこねこねばかりしていたらしいです。

ネット上の悪意については、匿名性があるということで、本来は良識ある人間なのにストレスのはけ口にしてしまう例が多いのではないかと思っています。ちょっと甘すぎるかもしれないですけど、人を信じたいんですよね。

投稿 Kako | 2004/08/07 15:45

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