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韓国ドラマはお好き?

最初に断っておくが、私は韓国ドラマをまだどれも見ていない。最近話題の韓国映画も見ていない。だから、ここに書くのはあくまで雑誌や人の話から知ったことに対してだけであることを許してもらえたらと思う。

母(60歳)が今「冬のソナタ」に夢中である。先日帰省したら、もう3巡目だというのに深夜のテレビに釘付けだった。「最近、韓国語を勉強している人が多いらしいよ」「冬のソナタツアーなんかも行ってみたいでしょ?」と水を向けたら、必死で頭をぶんぶん振った。「そんなんじゃないの」そんなこと言ったって、目は完全にハートマークなのだが。

「確かに冬のソナタは好きだけど・・・」そう言うと少し恥ずかしそうに続けた。「人にそう思われるのは嫌なの。ミーハーではないから。そっと心の中で好きなだけでいたいから」それは本気というヤツではないの。表だって騒いでいる人の影に、こんな真剣な人たちも居てあの高視聴率なのだなと、改めて冬のソナタの人気のすごさに気付いたのだった。

じゃあ、何故「冬のソナタ」は母達妙齢の日本女性の心をこれだけわしづかみにしてしまったのか。からくりはどうもその純愛さ加減にあるらしい。母によるとあのドラマ全体に流れている香りが、自分たちの青春時代を思い起こさせるのだそうだ。言いたいことも言えず、誰かのために身を引き・・というようなシチュエーションにそそられるのだろう。

ただ、この、母達には懐かしく、ある意味古くさい部分が私には苦手なのだ。それは子供の頃から変わらない。当時人気のアニメや少女向けのドラマを見ても「どうしてそこであきらめるんだー」とか「何故そこで言ってしまわないんだー」なんてことばかり気になってイライラしてしまい、とうとう最後まで見ることができなかった。とても「うう、かわいそう」とは思えない。そういう自分を分かっているので、韓国ドラマに食指が動かないのである。(日本のドラマもあまり見ていないが)

とはいうものの、韓国ドラマがいつまでも日本のおばさま方を魅了するような内容であるとは限らない。韓国のドラマ、映画界も、この数年で大きく変わってきたらしいからだ。オランダに滞在中、私はアメリカンスクールの英語教室で知り合った韓国人と友人になったのが、「一時帰国するたびどんどん変わっていく」と嘆いていた。儒教の影響の強い韓国は貞操観念が強い。それはラブシーンなどへの厳しい目に現れていたようだ。数年前にはキスシーンさえあり得なかったのだという。「信じられない・・」と彼女は首をすくめていたが、これは日本も通った道だ。「最近のドラマはすぐにベッドシーンになるんだもん。やんなっちゃう」と母はのたまうが、そうなるには日本も紆余曲折あったのである。韓国だって数年のうちにそうならないとも限らない。

確かに今韓国は日本にとって本当に近い国になりつつあるし、韓国文化もとけ込んできている。が、韓国のドラマをそのまま何本も持ってきて「ね? このドラマもいいでしょ? このイケメンもいいでしょ?」というだけで済ませては後が続かないような気がする。そもそも韓国のドラマが母達にウケたのは、それだけ日本のドラマが若者中心に構成されていて、母達の世代が胸ときめかすものがなかったからじゃないだろうか。韓国のドラマをお手本に、もう少し色々な世代向けの番組を作るきっかけになったらいいのに、と「韓流」などいうと造語を見ながら思うのである。

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コメント

おはようございます

全く「我が意を得たり」、の思いです。よくぞ仰って頂けた、とさえ思います。

kakoさんの仰ってることも、お母さんのお気持ちも良く分かります。巷で韓国人イケメン俳優に歓声をあげるオバさまたちは、単に「流されてる」だけの人が多いとは思いますが。

私も「韓国ドラマブームに思う(仮題)」というコラムの下書きを重ねていましたが、公開、止めることにします。kakoさんのコラムとほとんどカブりますので(*^^)v
というより、私の文章と内容のほうが「落ちます」から(爆)

これからも楽しみにしております。素敵なコラムを有り難うございました。

投稿 poohpapa | 2004/07/24 05:56

poohpapaさんの後で紛らわしいかもしれませんが、すいません。

私も、目からウロコです。
多分、私の世代は貞操観念が著しく欠如しているので、純愛が珍しくてしかた無いんだと思います。

昔、嫌な別れ方をした人がいて、私は人をあんまり信用しなくなりましたが、純愛物を見たり読んだりしていると、もう一回人を信じたくなる気がします。

きっと、人が素朴だった時は、純愛っていうのが当たり前だったんでしょうね。

投稿 poohotosama | 2004/07/24 07:45

poohpapaさま、こんにちは。

あ、な、何をおっしゃいますかー。
私の方が・・などいうことがあるわけないじゃないですかー。
残念です。Poohpapaさんの文を読むことができなくて。そう思われる方、たくさんいらっしゃるでしょうに。

こちらこそPoohpapaさんのblog、楽しみにさせて頂いております。
コメントありがとうございました。

投稿 Kako | 2004/07/24 09:36

poohtosamaさま、コメントありがとうございます。

母達の世代って恋愛らしい恋愛もしていない人が多いのではないかと思います。だからドラマの中の恋に恋してしまうのかも・・・。(うちの母だけでしょうか?)

以前、ある創作教室で「純愛」というテーマで生徒達に書かせたら、一番多かったのが「同窓会で初恋の人に再会して・・」というパターンだったそうです。日本のドラマで純愛ものにしようとすると、初恋をからめてしまうわけが分かるような気がします。あ、れ? 冬のソナタもそうでしたっけ?

投稿 Kako | 2004/07/24 09:49

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